Bパート冒頭。 斜線部分C−173〜175までカットされています。 すぐ前のマリンのモノローグ 「これがS−1星の海と空。 俺が生まれる前、まだ放射能に汚染されていない頃の海と空っていったいどんなだったんだろう」 に続くカットでした。 念願の放射能ろ過循環システム完成。 「いったいどんなだったんだろう・・」 と感慨にふけりながらも浮かぶのは ちょっと前に会ったばかりの女の水着姿か〜(爆) (そんで自分も水着姿・・・・) いやいや・・・ マリンも20歳の男の子だもんね〜 判りやすくていいかもしんないけど・・ ってやっぱ、ちょっと抵抗あるよっ! つーか不自然すぎないか?? エアカーの中でレイガン博士にアフロがどんな女だか レクチャー受けてたじゃないの!! それでこんな事考えてたらレイガン博士も浮かばれない・・・ 元々は26話予定で この2人をくっつけなきゃいけないわけだから 軽く前フリしときたかったのかもしれないけどさー ほんの数分後にはその女(の一味)に 父ちゃん殺されちゃうんだよー もー、コンテのマリン、のんき杉!! |
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マリンがミランを殺してしまったシーン。 驚いて帰ってみたら研究所はメチャメチャ。 父親と同僚は襲われていて 取り合えず目に付いた物で反撃したら死んでしまったわけです。 鉄片が首に刺さるつーのも苦しいけど 銃(武器)を使わずに短時間で致命傷 って言うとこうなってしまうのかもしれない。 C−219 初めて人を殺したマリンです は放送分でもすごく丁寧に描きこまれています。 私はDVDで見返すまでここの流れを 「ミランがレイガン博士を殺害」 ↓ 「マリンがミランを殺害」 だと思っていたのですが、実際には 「 ミランが研究所職員を殺害」 ↓ 「マリンがミランを殺害」 だったんですね。 (レイガン博士に致命傷を負わせたのは無名の兵士) マリンにとってミランは直接の仇じゃーなかったのね、とちょっとびっくり。 ちなみに映画だとミランが直接手を下してしています。 敵同士関係としては分かりやすくなりました。 半面、父親を殺されたマリンが その場で直接ミランを殺害してしまってるので うっかり殺してしまった感 が薄まっている気がしないでもないです。 |
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アフロディア再登場。 ここは良かった!! アフロディアの立場や性格を 上手く表したシ−ンだと思います。 DVDを持っている方はぜひ 映画と見比べて頂きたいのですが 映画のアフロディアは研究室に入るなり マリンには目もくれず (状況からして戦場と化しているのは明らかなのに 敵の存在を無視して) 「ミラン、ミラン」と 涙声でミランの亡骸にすがりついているんです。 一方のTV版はコンテにもある通り 銃を構えた姿勢を崩さず、あくまでも視線はマリン (敵)に向けたまま静かにしゃがみこみ 手探りでミランの死を確認して初めて ほんの一瞬ミランに目をむけ・・ となっています。 ここは悲しい。悲しいぞ。 私はアンチ・アフロディア(なんだそりゃ) なんだけど最愛の弟 (つーてもここまでの流れで アフロディアのミランへの極端な愛情は伝わりにくいが) の死を前にしても 我を忘れて泣き崩れる事も取り乱す事も出来なかった。 しなかった。 どれだけ悲しくても辛くてもこの場で泣きすがるなんて 感情に任せた行動は取れなくて 今までそうしてきたように軍人として動くしかなかった・・・ 哀れでなりません。 映画の描写も判りやすくて良かったけど あんな風に感情に任せたままのアフロ様より TVの悲しいまでにストイックなアフロ様の方が 私は好き。 人間ドラマ、バルディオスに相応しい 屈指の名場面です。 ←いい表情してますねー このコンテ描いた人、激・ウマ |
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一方のマリン。 瀕死のレイガン博士と 地下工場のパルサバーンを目指します。 火事場のバカ力的なレイガン博士の背負い投げ。 実際問題かなり難しいと思うので(汗) 現実だったら当身を食らわせて そのスキに施錠・・かなあ。 こんな感じだと絵にすると地味なので この場はこう描くしかなかったのかな? |
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うわぁ〜〜〜〜 赤ちゃんのマリンだぁ〜♪♪ って、そーゆー事とじゃなくう〜 マリンが父親を回想してるんだから 赤ちゃんの自分がいるのは変と言えば変。 (個人的には見たかったですが) つーか母親はどうした!マリン あー、いかん。 なぜかマリンのシーンだと茶化しちゃってるなあ。 やっぱり1話でもマリンよりアフロの描写の方が 大人っぽくって面白いんだよね。 悲劇の主人公で可哀想なんだけど どっか、やっぱりマリンは普通なんだよね〜 |
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一番上のC−310。 ミラン戦死の報を受け「マユピクくらい」 はっとするガットラー。 そんで「くるっと背を向けて」だもんなー アフロディアはそれでも必死に訴えてるじゃんよ。 受け止めてやれよ〜〜〜>惚れてんだろっ ガットラーにしてみれば作戦成功で権力GET。 ミランの死もアフロの悲しみも眼中に無いんでしょーねー。 バルディオスで面白いのはこの2人ですね。 本放送当時、私が夢中になったのも 全体に流れるなんとも大人っぽいムードだったように思います。 |
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「あの赤く汚れた星にはもう何の未練も無い・・・」 だそうです>ガットラー アフロディアはミランの亡骸を残してきてるわけだから 未練もあるだろにねえ。 ガラス?に反射するガットラーの顔とぐっと引いたアフロディア。 作画の綺麗さもあいまって名場面の一つだと思います。 ちょっとは自分のしたことを後悔したのでしょーか?? 大切な人を亡くしたことで、自分以外の誰かにも やっぱり大切な人がいるのだと気がつかないのか? って気がつかないんだよね〜まだまだ。 湧き上がってくる気持ちをねじ伏せ ガットラーに従い、寄り添うアフロディア。 やっぱり一番面白いのはこの2人だよな〜 (主役はマリンなんだけどさー、マリン単純だから・・・) |
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ガットラーったらごまかしが上手・・・・ じゃなくてこの人は天然でこうなんでしょうねえ。 アフロの気持ちなんてどうでもいいんでしょ。 なのに気持ちで答えちゃうアフロディア。 この人も悪いのに捕まっちゃったんですかね〜 ある意味お似合いな気もしますがぁ〜 |
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うわ〜〜〜〜〜〜 きたきたきたよ〜〜〜〜〜〜 一番上「ガットラーアフロディアのアゴをつかむ」 色っぽ〜い、ゾクゾクしちゃう!! 出来てる臭、プンプンの2人です。 (情事の真っ最中!!って顔してますよねえ) 普通、上司が部下にこんなことしない。 つーか、されたら訴えていいです(爆) こうやって年がら年中、アフロを好きにしてたんですかねえ。 女は体から入ってこられると弱い、って言うしね>一般論 などと妄想たくましくしてしまう名場面。 アダルト〜 |
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一番上C−346。 ここもなにげに好きなシーンです。 コンテには指示されてませんが このシーンのガットラーは組んだ腕の指先を いらだたしそうに動かしてるんです。 (ミランはどうでも良かったけど アフロディアはそんなに心配なのね。) Bパートになって物語が動き始めると共に 心理描写も細かくなって (小芝居が効いてる、つーか) 一つ一つを丁寧におっているのがよくわかります。 DVD−BOXの解説の中で広川監督が 「1話、2話で私が切ったコンテの中において、 セリフのやり取りや構築の仕方について 子供番組的ではないリアルな方向性を提示しようとしていました。」 とあるのですが それは例えば↑のアフロのアゴをつかむガットラーだったり ミランの死に感情的になれないアフロディアだったりするのかなー とも思いました。 1話のコンテを初めて見た時に TVアニメでこんなに高いところを目指していたのか ってちょっと驚いてしまいました。 もしかしたら実際のフィルムには思ったとおりにいかない場面も多かったのかもしれないけど やっぱりバルディオスは面白いし 見る価値があると思います。 最近の綺麗なアニメを見慣れた方にはちょっち辛い物があるかもしれませんが お若い方にもどんどん見て頂きたいです。 いい物を作ろう、っていうハートがこのコンテからも伝わってくるのではないかと思います。 |
(2007年10月)