早わかり!!
バルディオス 超・簡単あらすじ(劇場版)
劇場版「宇宙戦士バルディオス」はテレビ放送終了後、急速に盛り上がったブームに乗る形で作られ、
81年12月から全国東映系列でロードショーされました。
テレビ版からの課題であった作画の統一は果たされませんでしたが、
今見ても遜色のない美しいシーンなんかもあったりします。
劇場版では「地球の未来+マリンとアフロディアの悲恋」が主なテーマとなっており
キャラクターの捉え方、描かれ方もテレビとは微妙に違います。
キャストが一変しているのも特徴です。
お話は大変急ピッチで進んでしまいますが「とりあえず知りたい」という方にはおすすめです。

放射能汚染のため死の星と化した惑星Sー1。
荒れ果てた灯台マリン(主人公)は謎の美女(アフロディア)に会います。
2人は何を話すことなく別れましたが、それは長い物語の序章にすぎませんでした。

彼の父(レイガン博士)は、皇帝暗殺のぬれぎぬを着せられ軍隊の襲撃を受けていたのです。
指揮をしていたのはあの灯台であった女性でした。
全てはSー1星を捨て、新しい星への移住を推し薦めるガットラーの作戦だったのです。
マリンはかろうじてその場にいた将校ミランを倒しますが、
ミランはアフロディアのたった一人の弟でもあったのです。
2人は永久に仇同士となってしまいました。

ガットラー率いる軍部アルデバロンはそのまま民間人と共に新天地へと旅立ちますが、
ワープの際に引き起こされた次元嵐に巻き込まれ、
追って宇宙に出たマリン共々西暦2100年の太陽系に流れ着いてしまいます。

ガットラーは目的の星の変わりに地球に侵略の魔の手を伸ばしました。
マリンは地球人(ブルーフィクサー)によって捕らえられスパイ扱いされますが、
地球と共にかつての同胞と亜空間ロボットバルディオスで戦う決意をします。
父親と再生を願っていた青い海を守りたかったからです。

地球人は敵対する異星人のマリンを信じようとはせず、何かと冷たくあたります。
その上アルデバロンの策略に乗り、マリンはブルーフィクサーを追放されてしまいました。
マリンはいったんはアルデバロンに身を寄せながらもアフロディアを人質に取り敵要塞を脱出。
しかしマリン不在の間に、
一向に進まない地球侵攻に業を煮やしたガットラーの洪水作戦によって
地球は壊滅的な打撃を受けてしまうのでした。

ブルーフィクサー基地に戻ったマリンは
今度は地球人としてアフロディアへの尋問に協力しなければなりません。
全てを失った地球人にとって敵司令官アフロディアは憎んでもあまりある存在です。
しかしこの尋問で解ったのは意外な物でした。
Sー1星は地球の未来の姿なのではないか・・
しかしその仮説を証明する手だてはなく、
決戦を前にしてアフロディアは生死不明の状態になってしまいます。

ブルーフィクサーとわずかに残った世界連盟軍は集結し総攻撃をしかけます。
地球軍の捨て身の猛反撃にもう後のないアルデバロンは、核兵器を誤発射。
地球はSー1星へと姿を変えてしまいます。

マリンは仲間の制止を振り切り、地球人としてガットラーとの対決に向かいます。
しかし冷凍冬眠された民間人を人質に取られたマリンには刃向かうすべもありません。
と、その時です。
死んだと思っていたアフロディアが2人の前に現れました。
「今こそ弟の敵を・・」
ガットラーはそう言ってアフロディアに銃を握らせますが、
銃口を向けられたのはガットラー
でした。

マリンは瀕死のアフロディアと供に赤く染まった地球に帰ります。
たどり着いた砂浜の向こうには2人が最初に出会ったあの懐かしい灯台が見えるのでした。

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過去には
VHSビデオ(東映)、単体LD(東映)
DVDーBOX2/Spcial Discに収録(ジェネオン エンタテインメント
単体DVD(ジェネオン エンタテインメント)が販売されています。
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2002年6月