番組の宣伝ポスターです。
放送開始前後、関係者に配られたものかと思います。


私が持ってるのは現物ではなく
持っている方からご好意で取らせていただいたコ○ーです。

普通のコピー機では1枚に収まらないので
2枚に分かれてとったものをムリムリつなげているので
下のほうに切れ目があります。ゴメンね。

東京12チャンネル
サンテレビ
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青森放送
北日本放送
岩手放送
福島テレビ
サガテレビ
その他

月曜日ヨル6:45 東京12チャンネル系列

マルシー国際映画社・葦プロ

 ↑
マルシーマークのことです

とあります。
時代を感じさせる絵柄です。

上のポスターの裏だと思うのですが
はっきりしたことはわかりません。
これもご好意で取らせていただいたもので2枚に分かれてしまっています。

三大メカと主要キャラクター、ねらい、あらすじ
放送概要が書かれています。

このポスターで面白いのは
博士の年齢が30歳になってる
月影の下の名前が悟郎
・クインシュタイン、アフロディア、ガットラーが
 フルネームで出てこない
です。

思うんですが放送中は博士の年齢も30歳で
3人のフルネームも決まっていなかったのではないでしょうか?
本編の中でもそれらが明かされることはなかったですし
豪華本を作るにあたって新しく設定しなおした
のではないかというのが私の推測です。

それにしても月影の名前はどうして
悟郎から剛士に変わったのでしょう。
やっぱり首藤先生(剛志)から頂戴したのでしょうか??







この作品は自分の星を滅亡に導いていったみらい人が、
現在の地球が自分達の過去の星とも知らずに
それを手に入れようと侵略し、自らを否定に追い込んでいく物語である。
宇宙を愛することを知らない者は、自らの手で自らを亡ぼす、
言いかえれば人類が地球に目をむけない以上、
よその星に住む資格などないという事を、此の作品で訴えたい。
資源不足、食糧不足等地球の週末とも考えられる様な今日この頃、
此の作品を通して子供達の心に地球を愛する気持ち、
現実の自分達に与えられている現実をいかに生き抜いて行くかという心構えを
植えつけて行くことが出来ればと念じます。

あらすじ
銀河系はずれに在る惑星S−1星はすでに放射能汚染によって後僅かの寿命と化していた。
科学連盟代表レーガン博士は放射能除去循環装置を完成させるが、
帝国軍部最高司令官ガットラーの野望により暗殺されてしまう。
その直前、レーガン博士は息子マリンに宇宙愛を守り通すには、ガットラーを倒すしかないと言い残した。
一方皇帝をも殺害し、クーデターを成功させたガットラーは自らS−1星の総統となり、
死の惑星となるS−1星を捨て、地球を侵略しはじめる。
地球にたどり着いたマリンは、父の遺志を継ぎ地球人と共に苦悩しながらも地球科学と
S−1星の科学と一体となったロボット「バルディオス」を駆って、S−1星人と戦うことになる。
そしてさまざまな人間ドラマが展開され、いろんな戦闘が展開される━。

企画制作 第一放送・国際映画社・葦プロダクション
放送開始日 昭和55年6月30日より(毎週月曜日)
放送期間 2クール(6ヶ月以上)
著作権表示 国際映画社・葦プロ           ← 実際のポスターでは国際映画社の前にマルシーがつきます
主題歌 キングレコード
ネット局 東京12チャンネル他
番組名 宇宙戦士バルディオス
番組形式 カラーアニメーション30分番組
商品化権業務
取り扱い窓口
 東映動画版権営業部
 TEL 03(×××)××××


「放送期間 2クール(6ヶ月以上)」からも途中で放送期間が延長されたことが伺えます。
バルディオスはキー局の東京12チャンネル(現・TV東京)で
月曜6:45PM〜7:15(1話〜13話)
 ←
当時の放送時間はLDの解説書に載っていたそうで
LDをお持ちのゲスト様に教えていただきました。感謝
月曜7:00PM〜7:30(14〜18話)
(14話のみ9月29日(月)PM6:30〜7:00に放送)
日曜7:00AM〜7:30(19話〜31話)

と、たびたび放送時間が変わっています。

1話〜15話までの裏番組は3年近く続いた「ルパン3世」(日本テレビ系列)だったのですが
16話からはルパンの後番組として「明日のジョー2」が始まってしまいます。
80年11月ごろの同人誌のインタビューでマリン役を演じられた塩沢兼人さんが
「(明日の)ジョーの対抗番組にはとてもムリ」とおっしゃっており
ルパンの裏ではそこそこ成り立っていたので3クールに延長したが
ジョーに変わってからは低迷を続け、ついには・・・・という推測が立てられます。

2クールだったら打ち切りはなかった(と思われる)わけですが
同時に、それもどうだったのかなーとも思ってしまいます。

打ち切りのため未放映に終わった放送NO31話「失われた惑星」は
製作NOは19だったらしいです
また放送NO32の「破滅への序曲(前編)」は製作NOは22だったようで
仮に2クールでこの通りの放送順だったとすると次の23話が「破滅への〜(後編)」となり
残り3話でラストまでを描くのですからちょっと駆け足かなあとも思えます。

またこの理屈でいくと評判のいい20、21話「甦った悪魔(前後編)」や
続く22話「特攻メカ・ブロリラーの挑戦」25話「ガットラー暗殺計画」などはなかったのではないか・・
とも思えてしまいます。
逆に言うと、もしかしたら2クールから3クールに伸びたからこそ、アフロディアの心理を掘り下げた
これらの話が出来たのではないかと考える事もでき
単純に、2クールだったら良かったやん!ってのもどうかなー、とも思ってしまいます。
・・・・全ては仮定の話ですから、熱くなってもしょーがないと言えばそれまでなんですけどね。


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2006年12月