今度はちゃんと緑色!帰ってきたアフロ様
〜カスタマイズ編〜
という訳でお待たせしました〜♪♪
アフロディア人形・新バージョンですっ!
え〜っと今度のアフロ様は製作過程の写真が残してあります。
人形を作り始めた頃はHPに載せるつもりも無くて・・って言うか最初のアフロ人形は
人様に「これがアフロディアです」とお見せできるほどのレベルじゃ無かった。
(見せてるけど・爆!)
ヒマラちゃんは出来上がりはそこそこ上手くいったんだけど
2話しか出てこないゲストでバルキャラと言い切るには弱すぎる。
でも次のジェミーを作っているうちに、なんつーか手ごたえみたいなモンを感じ始めたんです。
今度のアフロ様がうまく作れたらドールコンテンツを作ろう!
そう思って途中の写真も撮ってありますので興味のある方はこのまま。
そんなもんはいらん、出来上がったアフロ様が見たいんじゃ〜
つーかたは下の「〜出来上がり編〜」に飛んでください。
なお、こちらのカスタマイズ編ではお人形の頭引っこ抜いたり
箸で刺したりとグロテスク??とも取れる画像がありますので
ご了承の上ご覧下さいです。
「〜出来上がり編〜」へGO
前のアフロ様はなんて言っても髪の色が悪かった。
タダでさえ染まりにくいサランが染まりやすい塩ビ(ヘッドの原材料)に植わってるんだもん。
そのまま染めたら、そりゃー(顔に)色移りするでしょ。
つーことはあらかじめヘアーだけを染めて、それを未植毛ヘッドに植毛すればいいわけだ。
よし!さっそく髪染めだ!!
で、早速失敗!!・・・前の髪染めのときなかなか染まらなかったから、染め粉の量を多めに、
ついでに黒の染め粉も入れてグツグツ煮たらこんなに真っ黒になっちゃいました〜〜哀号!
そうだった・・・
前の時は色移りが怖くて熱くした染め液をかけただけだったんだ・・
染めたらすぐ植えようと思ってあらかじめ玉結びもしといたのになあ〜
全部無駄でしたね・・・トホホ
でもまあ諦めずに再びトライ!
今度は様子を見ながら染めていったのでだいじょーぶ♪
ヘッドの色移りが心配なので染めたあとの髪洗いと色止めは丁寧にやりました。
で、植毛が終わってこんな感じ。
ちゃんと緑色じゃ〜〜〜ん!!!!!!!!(号泣)ちなみに未植毛ヘッドってのはこんな感じ。
(上のアフロ様とは形が違います)
そうなんです・・・・
こんな丸坊主のヘッドに10〜20本くらいにまとめたドールヘアーを
針で1針1針植えていくのが植毛なんです・・・・
なれた人なら3日で出来るそうなんですが、あたしゃー2ヶ月かかりました。トホホ。
ついで言うと、ここでも失敗しました。
塩ビってホントに染まりやすくって、あれだけ念入りに色止めをしたにも関わらず
植えてくうちに(最初の方に植えた髪が干渉してしまって)
耳の上とか鼻の頭とかがどんどん緑色に染まっていくんです!!!
オーマイガー!
失敗した時のために予備のヘッドを買ってあったので、最初からやりなおしましたよ・・・
(ヘッドをセロテープで保護しながら植えていく)
ちなみにその時の失敗したヘッドはこれ。
なんかマヌケ・・・・・さあ、こんどはお湯パーマ&髪カットだ!
植毛しただけでは上の画像のように植えたときのクセが残ったままで
スタイリングできないんです。
お湯パーマはカスタマイズの基本だから・・・ってこのままの状態でパーマかけたら
思い切りヘッドに色移りしちゃうじゃん!!!!
(お湯パーマってのは好きな形に髪型を整えて深鍋で煮るんです)
そんな時にはボンドパック!!
植毛の時はセロテープでしたヘッドの保護を今度は木工用ボンドでするわけです。
今のように市販のドールヘアーの色が豊富ではなかった頃のテクだそうで
(センパイ・談)
新参者の私はドール系サイトをさすらっているうちに偶然知りました。
新しく植毛でアフロ人形を作りたいって思ってもこの
「お湯パーマの色移りをどうするか」がネックで、なかなか製作に入れなかった。
ボンドパックを教えてくれた某サイト様!!!ありがとう!!つーわけでこのままの状態でボンドが乾くのを待ってお湯パーマ。
・・・・しかし、なんつーかこのアフロ様・・・・
打ち首獄門!!
つー感じですな。
ちなみに前回のアフロ様はストレートだったので
今回は前髪と毛先を軽く内巻きにして
よりアニメに近い仕上がりにするつもりでした。
上手くパーマがかかるかな?
つーか、本当にこの方法でヘッドに色移りはしないのか?
インパクトの瞬間ヘッドは回転する・・・(古っ)
バカな事言ってても何も始まらん。
全てはやってみなければ判らない。
Le't try!!
染まってない〜〜〜〜〜!!!(号泣)
緩やかに波打つウェーブそのままにアフロ様じゃーございませんかっ!!!
なんつーか、今回目指したのは「つい触ってみたくなる髪」なんです。
前回のアフロ様ってしゃきーんとしたストレートで揺らぎみたいなモンが感じられませんでしょ?
ボブカットがそのまま伸びたようで柔らかさや優しさに欠けていたかなあ、と。
そんなわけでここまでは、ほぼイメージ通り♪
アフロディア・・・美しいなあ・・・
街を歩けば石坂浩二が水分チェックしそうな髪であーる。(さらに古っ)
さあ、今度は服つくり!!
今回は軍服を作る事に決めていました。
襟元から足先まで包み隠され、無駄な露出がまったくないのに
ほのかに浮かび上がってくる禁欲的な色気。
アフロディアはやっぱり軍服でしょう!!
見るからに難しそうな服だけどマリンもジェミーも出来たんだモン。
ぱじゃた、頑張る!!
パンツは設定資料だと太ももの辺りがだぶついている
乗馬服風なんですが、私が好きじゃないっちゅー単純な理由で
フツーのスリムパンツにしました。(上條さんごめんなさい)
パンツは一発で出来たんですが、やはり難しかったのはジャケット。
ざっくり着こなすならそれほどでもないんでしょうが
なんと言ってもモデルはアフロ様。
服の上からでも思いっきり
ボディラインが想像できるようにぴたんぴたんに作りたいーーーっ!
作り直す事4〜5回、1ヶ月を経て出来上がりました〜
仮縫い中のアフロ様この服は前身ごろがアシメトリーになっているんで
打ち合わせのピンクのラインがちょうどバストトップ→ウエスト→ヒップと曲線上にあるんでつ。
このラインをアニメの絵にあるように、見た目まっすぐにそろえるのが難しかった。
もっと技術のある人なら、ぱぱっと型紙を起こせるのかもしれませんが
あたしゃーそんなのございましぇん〜
とにかく数こなして合わせてくんですよ。(笑)
型紙を起こして布を切って、縫って、「あら、ここが何ミリ足りない〜」の繰り返しでございました・・
今までの人形服でもこういう不毛な努力を繰り返してきたので
今さらどうこう言ってもしょうがないんですが難しかったyo!アフロ軍服〜
ついで言うと、襟の線を水平にするのも難しかった。
他が全部(ボディラインに)合っていても襟だけがチャイナ服みたいにに下がっちゃって
泣く泣く作り直した事もあったなあ・・
ま、それでもジェミー服みたいに「出来ないんじゃないか?」とは思わなかった・・かな。
洋服として再現不可能なデザインじゃーないですからね。
難易度で言えばB'。
マリンBFS服、ジェミー服の次くらいの難しさでした。
これがその後、デカールをつけた状態のアフロ様。
ちょうどドールイベントをやっていたので
セットの中で撮ってみました。
(お人形さんの撮影用セットが組んであって
自由に使っていいんです♪)
普段、背景で苦労するんで
こーゆーのありがたいですね。
(贅沢を言わせてもらえば照明をもちっと明るく〜)
唇がまだ描けていないので表情が薄〜い&
軍服も左胸の階級章がないのでのっぺりしてます。
このイベントがゴールデンウイークでしょ。
6月6日のアフロ様バースデーに間に合わせたい!
つー野望があったんで
あと1ヶ月弱で残りをやってしまわねばっ!!
階級章はアニメだと白く塗ってあるのですが私的にはここで白を使いたくなかった。
ベルトが白だし、「階級章」って言うくらいだからメタリックな感じであって欲しかったんですね。
白に近いのは銀・・・
鋏で切れるくらい、ちょうど胸につくから
ボディラインに合わせてしなるような極薄のアルミ板か何か、そんなものをイメージしてました。
模型専門店にも行ってみたのですが「ハンズの方が・・」とのお薦めで
ベビーカー押して電車乗って一路、東急ハンズへと・・・
ふーーーーーーーーーー、つ・か・れ・た・・・と、あったーっ!!あったよ〜!!
さすがはハンズ様っ!!
こんなん探してました〜〜〜〜〜〜〜(号泣!!)
家に帰って付けてみたら、こりゃまたぴったんこですわよ!!
ピシッと締まるトコ締まってカッコイイ!!
よしっ、次は唇だな!!
前回のアフロ様は唇も失敗したんですよね・・・
お人形上級者になると目や唇だけでなくチークを入れたり、肌色をグラデーションさせたりと
さらに深みのある顔を作れるそうですがそりゃ、どう転んでも私には出来ない・・・
そんでも今度こそ、唇だけはしっかり描きたいじゃ−あーりませんかっ!
そんな迷える子羊にまたもやセンパイのありがたいアドバイス!
「マニュキュアを使ってみては?」
ドールペイントには「リキテックス」や「ミスターカラー」を使うのが一般的で
私もミスターカラーを何色か揃えていたんですが色を作るのが意外に難しい・・
女性なら経験あると思いますが口紅ってちょっとした色の違いで感じが激変するじゃないですか。
アフロ様の唇も何色系にしたらいいかがつかめずに失敗を繰り返していたので
最初から人の肌に合わせてつくってあるマニキュアなら使いやすいかも!!
つーわけで100円均一(ここらへんがセコイ)で
ライトピンクやベージュなどの淡色系を仕入れてレッツトライ!
重ね塗りで濃淡を調節出来るし、ミスターカラーより濃度があるから扱いやすい〜
しかも仕上がりは適度にツヤが出るし、消すのも簡単!
マニュキュアさまさまじゃーないですかっ!!
有難う〜センパイ〜
そして6月。
アフロ様ってこんな人だったんだね。
ガットラーを虜にし、
マリンを狂わせた運命の女。
あくまでも美しく、時に愛らしい25歳。
長い間想い描いていたアフロディアが
目の前に現れてくれました。
アフロ様が完成するまでかなり本気で
ジェミーを応援していたのですが・・
・・・・
ジェミー、やっぱ負けるかも・・・
ジェミーが駄目なんじゃない。
アフロ様が美しすぎるんだよ〜
つーわけで怪しいお人形トークは
まだまだ続きます・・・・
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(2004年12月)